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そしらぬ顔

 学生時代の末期、早稲田では一般学生が革マルのリンチで殺された。未必の故意という言葉を初めて耳にした。殺意はなくてもその行為は死を予見できるというような意味かと思う。その殺人で革マル撲滅に一般学生までが戦った。ついにある日八号館に追い詰めた。しかしその後の策もなく、数時間後革マルが一斉に飛び出した。死を予感させる出たという叫びとともにもはや逃げる他ない。たまたま門の近くで陣を張っていた自分は数秒で門を飛び越え、道ゆく学生の一人となり、そしらぬ顔で街に消えた。しかし、今でも何かを捨てた思いが残る。うまくやることは魂の一部を悪魔に売り渡すことかもしれぬ。
 

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